「今日のダーリン」と、生きる力

糸井重里さんが運営する「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトがある。とても有名なので、皆さんもご存知だろうと思う。

私もこのサイトが好きで時々読んでいるのだが、「今日のダーリン」というコーナーに素敵な話が紹介されていた。

「社長のいちばん大事な仕事」を、先の大震災を切り口にして書かれた内容で、とても印象的だった。

社長のいちばん大事な仕事とは、社員に給料を払うことであり、また顧客を創造すること。

頭では分かってはいるけれど、あらためてこのように指摘されると、襟を正したくなるような語り口である。

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一方で、あの大震災のまっただ中にいる方々が、今回のエピソードのように希望を持って前向きに生きようとする姿にただただ脱帽する。

彼らはテレビでしか被災地を見ない私たち以上の惨状を毎日目にしているはずで、自分がもし同じ立場に置かれたら、絶望の淵から立ち上がれないだろうなと想像してしまう。

人間の生きようとする力はすごいんだなと、そんなことを「今日のダーリン」を読んで思った。